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インプラント治療で歯並びは治る?歯列矯正との違いも解説

インプラント治療は、審美性に優れ、違和感のない噛み心地が実現できる治療法です。
天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりが期待できると聞いて、「歯並びも改善できるかも」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「インプラント治療で歯並びが改善できるの?」という疑問にお答えし、歯列矯正との違いを解説します。
正しい知識を身につけ、最適な治療を受けるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
インプラント治療で歯並びは改善できる?
結論からお伝えすると、インプラント治療で歯並びを改善するのは困難です。
インプラント治療は、失った歯を補うための治療であり、歯並びを整える治療ではないためです。
なお、インプラント治療で失った歯を補うことで、結果的に見た目が整うケースもありますが、歯並びそのものが改善されたわけではありません。
歯並びを整える場合は、歯列矯正をする必要があることを理解しておきましょう。
【関連記事】出っ歯はインプラントで治る? 矯正方法を解説
インプラント治療と歯列矯正の違い
インプラント治療と歯列矯正には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ここから、それぞれの違いをより詳しく解説します。
インプラント治療と歯列矯正の違い
- 治療目的
- 治療方法
- 治療費用
- 適応条件
治療目的
インプラント治療と歯列矯正は、どちらも口腔内の問題を対処する治療法ですが、治療目的が異なります。
インプラント治療は、虫歯や歯周病、外傷などで失った歯を補い、機能を回復させるのが目的です。
一方、歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを改善することを目的としています。
つまり、インプラント治療は“ない歯を補う”治療であり、歯列矯正は“ある歯の位置を整える”治療というわけです。
治療方法
インプラント治療では、失った歯の代わりに人工歯根を顎の骨に埋め込みます。
人工歯根と顎の骨が結合するまで数か月ほど待機したのち、連結装置であるアバットメントと人工歯を装着するのが一般的です。
歯列矯正は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きく2種類に分けられます。
ワイヤー矯正とは、歯の表面や裏側にブラケットとワイヤーを固定する治療法のことで、複雑な歯並びにも対応し、多くの症例に用いられています。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを取り付けて歯を動かす治療法で、目立ちにくく、取り外しが可能である点が特徴です。
【関連記事】インプラントは老後どうなる? メリットやデメリットを解説
治療費用
インプラント治療の費用は、1本あたり30万~50万円前後ですが、治療に使用する材料のメーカーや歯科医院の立地、治療設備などによって変動します。
治療を検討する際は、診断や検査にかかる費用、手術の料金、人工歯の値段、術後のメンテナンス費用など、詳細を確認しておくことが重要です。
歯列矯正の費用は、ワイヤー矯正で100万円前後、マウスピース矯正で80万円前後です。
なお、矯正装置の種類や治療の難易度、担当する歯科医師などによって費用に差があります。
費用の安さだけで判断せず、ご自身の歯並びに最適な治療法を選ぶことが大切です。
また、インプラント治療と歯列矯正は自由診療にあたるため、治療費は基本的に全額自己負担となることも念頭に置いてください。
適応条件
インプラント治療と歯列矯正には、治療を受けるための適応条件があります。
以下に、それぞれの適応条件をまとめました。
| インプラント治療 | 歯列矯正 | |
|---|---|---|
| 適応条件 | 永久歯を失っている 顎の骨が十分にある 顎の骨の成長が止まっている 全身の健康状態が良好である 非喫煙者である |
歯並びや噛み合わせに問題がある 歯や歯茎の健康状態が保たれている 一定期間にわたり通院が可能である |
治療を受けるには、これらの条件を満たしている必要があります。
ご自身が条件に当てはまるか不安な場合は、歯科医院でカウンセリングを受けることをおすすめします。
インプラント治療と歯列矯正の優先順位
インプラント治療と歯列矯正を両方行いたい場合は、どちらを先に行えばよいのでしょうか?
結論からお伝えすると、インプラント治療よりも歯列矯正を優先するのが一般的です。
インプラント治療によって埋め込んだ人工歯は、矯正器具の力で位置を動かすことができないためです。
先に歯列矯正で歯並びを整えることで、最適な位置にインプラントを埋め込めるようになります。
そのため、両方の治療を検討している場合は、歯列矯正を優先したほうがよいケースがほとんどです。
歯列矯正をせずにインプラント治療を受けるとどうなる?
インプラント治療より、歯列矯正を優先したほうがよい理由をおわかりいただけたと思います。
では、歯列矯正が必要であるにもかかわらず、インプラント治療を受けるとどうなるのでしょうか。
次項からは、インプラント治療を優先することで生じるリスクを紹介します。
噛み合わせが悪くなる
歯列矯正をせずにインプラントを埋め込むと、歯並びの状態が悪いまま治療が進むため、噛み合わせにズレが生じる可能性があります。
その結果、インプラントと周囲の歯とのあいだに不自然なすき間ができたり、一部の歯に対して過剰に負担がかかったりします。
噛み合わせのズレは、食事がしにくくなるだけでなく、顎の関節に負担がかかり、顎関節症や頭痛などの症状にもつながるため放置するのは危険です。
インプラントが長持ちしない
インプラントが長持ちしなくなることもリスクの一つです。
先ほどもお伝えした通り、歯並びが悪い状態でインプラントを埋め込むと、噛み合わせにズレが生じ、一部の歯に力が過剰に集中してしまいます。
このような過度の負担は、インプラントにとっても大きなダメージとなります。
というのも、インプラントには噛む力を分散させる役割がある“歯根膜(しこんまく)”が存在しないためです。
そのため、噛む力がダイレクトで顎の骨に伝わり、インプラントの脱落や破損のリスクが高まります。
インプラント治療を優先するケース
例外的に、歯列矯正よりもインプラント治療を先に行うほうがよい場合もあります。
以下では、インプラント治療が優先されるケースを紹介します。
歯を失った状態を長期間放置できない
「歯がないので食べ物が噛めない」「言葉が喋りにくい」など、歯を失ったことでさまざまな悪影響が出るときは、インプラント治療を優先することがあります。
特に、前歯を失った場合は、発音や見た目への影響が大きく、日常生活に支障をきたし、精神的なストレスにつながります。
インプラント治療は、歯列矯正よりも治療が早期に完了するため、これらの不安を速やかに解消する手段となりえるのです。
しかし、インプラント治療には十分な骨密度が求められ、すべての方に適応できるわけではないので、治療の対象となるかどうかを確認してもらいましょう。
インプラントが歯列矯正に影響を与えない
歯列矯正で動かす必要がない部分にインプラントを埋め込むのであれば、矯正を後回しにしても問題ありません。
むしろ、インプラントを起点として歯列矯正の計画を立てることで、治療全体がスムーズに進むケースもあります。
このような治療では、インプラント治療と歯列矯正の双方の知識と経験が求められるため、両方の担当医がしっかりと連携している歯科医院を選びましょう。
歯列矯正で歯並びを整えたうえでインプラント治療を受けよう
今回は、「インプラント治療で歯並びが改善できるのか?」を明らかにし、歯列矯正との違いを解説しました。
インプラント治療は、失った歯を補い、機能を回復させる治療法であるため、歯並びは改善できません。
歯並びを整えたい場合は、まず歯列矯正を受ける必要があります。
しかし、例外としてインプラント治療を優先したほうがよいケースもあるので、歯科医師とよく相談し、最適な手順で治療を受けましょう。
インプラント治療と歯列矯正をご検討中の方は、あきもと歯科にぜひご来院ください。
患者様のお悩みやご要望を伺い、最適な治療プランをご提案いたします。
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